8.形式別の特徴(6ボタン)
6ボタンについて取り上げるが、形式不明のものが結構ある。特徴の違いだけでも紹介し、今後の調査活動の材料になればと考えている。
ここでは、ボタンの細かい配列にまでこだわっているが、実際にそれによって形式が異なるものかどうかは分からない。
今後、さらなる調査によっては分類自体を改めることになるかも知れない。
(1)2+4
ボタンが左2右4にやや離れて並んでいるタイプをここでは「2+4」とした。
現在、健の素にのみ見つかっているタイプで、形式の分かっているものから推測して、それらはサンデンのCVA-173と見られている。
サンデン CVA-173
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(2)3+3
ボタンが左3右3にやや離れて並んでいるタイプをここでは「3+3」とした。
サンヨーのSVM-146AとSVM-169Aはつり銭口の位置が異なる。
(3)4+2
ボタンが左4右2にやや離れて並んでいるタイプをここでは「4+2」とした。
4台見つかっているが、1台として形式は分かっていないので全て紹介する。
(4)2面4:2
ボタンが左4右2に大きく離れて並んでいるタイプをここでは「2面4:2」とした。
4台見つかっているが、1台として形式は分かっていないので全て紹介する。
ディスプレーの形、ボタンの大きさ、取り出し口やつり銭口の位置など、4台とも主な特徴は一致しており、同一機種と思われる。
(5)長丸
縦に長い丸がデザインされているとても特徴のあるデザイン。現在VIVOでは2台だけ見つかっている。
富士のRP153SFDBYとRP1536FDBYの報告があるが、古い自動販売機写真集も参考にすると、富士のRP153SFDBYであろう。
錆びた銘板ではSと6は判別しにくい。
富士 RP153SFDBY(No.113)
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富士 RP153SFDBY(No.269)
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(6)ディスプレーが左に寄ったタイプ(サンデン)
4ボタンでも同様のタイプがあったが、6ボタンのものもあるようだ。
サンデン 形式不明
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(7)均等6ボタン
その他の6ボタンは、上に上げたような強い個性を持っていないがいくつか有るので、紹介する。
クボタ K6-201H
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サンヨー SVM-212CH
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サンヨー SVM-227CH
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松下電器 NS-H167ASB
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富士 形式不明 No.46、297
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